HOUSE
中心のあるいえ
住宅/新築
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家を創るときにもっとも私が中心に考えるのがリビングです。
やはり、家族が集まる場所、家族団らんの場所をどう創れるかが家を設計する上で私の中で最も重要と考えてしまいます。
昔の話をすると囲炉裏があって、そこで文字通り、炉を囲んでいたのでしょう。
「裏」という文字がありますが、家の中という意味のようです。
そこは食事を食べる場所であり、暖をとる場所でもあったと思います。
現在のリビングとダイニングが一緒になった空間です。
生活の重要な時間に家族が囲むべき中心の場所がある。否が応でも顔を合わせる時間があり、会話が生まれる。個人的には当時の囲炉裏はリビング空間として理想的に思い、そんな中心のある家をつくりたいと思い設計しました。
切妻の屋根と壁のすき間から光、風を通します。
内部でも壁と屋根勾配の関係は同様で、隣接する室の気配を感じれるよう計画しました。