海外旅行にヨーロッパに行くと街並がきれいだなと思います。
地震の少ないという風土を活かした、石の建築の文化だったり、古い建物を永く残そうという思考だったり。。
都市計画として、高さ規制や、色、素材の制限があったり。電柱がなかったり。
単体の個人の家としてどうかという事はさておき、
やはり街として観た時に、統一感のある街並は美しく見えるものです。
他にも街並に影響を与える大きな要素があります。
それは文字です。
街には道路標識や広告看板などで文字が溢れています。
デザインの基本として、統一する事をあげるならば
大文字小文字併せて52文字のアルファベットで統一されている街と、
ひらがな、カタカナ、漢字、英語の入り混じった日本とでは、
統一感という意味では大きな差異があるように思います。
また、日本の文字はハネやハライなど使用しているのに対し、
アルファベットは単純な線を組み合わせたもので、記号化された文字で構成されている点も大きな違いです。
文字数の多さ=表現力の豊かさで、
文章や言葉で細かなニュアンスまで表現できる日本語はとても優れた言語であると思います。
優秀な言語ゆえに、言葉で表現しきれない部分を体で表現する文化が乏しいのは日本語のデメリットかもしれません。
(坂本)