本日は住宅に植える予定の植栽の選定にきました。
今回はシマトネリコの株立のものを見に来ました。
シマトネリコはモクセイ科トネリコ属の常緑樹です。
私もモクセイ科といってもしっくりこないのですが、ライッラックやヒイラギ、オリーブ、金木犀なんかもモクセイ科となります。
私は植栽は株立(一株の茎や幹が地面から3本以上立ち上がっている樹形)の樹形が好きです。
一本立ちだと太い幹に枝+葉という構成になり、足元と葉のつく部分とにボリュームに差が出すぎてしまい、単体で1本だけ植える場合などに美しくないと思っています。
株立だと、細い幹が数本足元からのび、またそれぞれの幹から枝が競って伸びるので逆三角形の樹形で満遍なく葉が付く形状となるので、単体で美しい樹形だと思っています。
株立とできる植栽も限られており、その中でシマトネリコは葉が小さいため、軽やかで品のある樹形となります。
また、常緑で常に美しく、落葉しないので管理が楽です。日当たりは少々悪くても大丈夫。虫にも強く、寒さにはやや弱いようですが、関西では全く問題が無いという私にとって最強の樹木です。
シマトネリコといっても高さや枝張り、株立ちの本数、葉の付き方によって様々です。
(坂本)